年々増加する物価。社会保険料。
資産形成をするのに,税金の仕組みを理解することはとても大切です。
サラリーマンができる生命保険料控除による節税を FP の私が解説します。
生命保険料控除の種類
平成23年以前は,①一般生命保険,③個人年金生命保険料の2種類でした。
どちらも5万円の控除で,合計で10万円の控除でした。
平成24年以降は,生命保険料控除に①一般生命保険料,②介護医療保険,③個人年金保険料
に拡大されました。
また,国税庁では①,②,③の所得税の生命保険料控除を40,000円ずつ合計12万円,住民税の生命保険料控除はそれぞれ28,000円(住民税は最高で70,000円まで)の控除が認められています。
生命保険料控除は一般のサラリーマンが認めらえてる数少ない節税の一つです。
活用しない手はないですね‼︎
税金の控除
サラリーマンが主に支払う税金は,社会保険料(医療保険,年金保険,雇用保険,介護保険※40歳以上),所得税,住民税があります。生命保険料控除を使用すると,支払うべき所得税と住民税が安くなります。
所得税の控除
生命保険料控除を活用することで,給与所得のサラリーマンは12月の給料で源泉徴収(雇用主が預かっていた)された所得税が戻ってきます。
毎年12月はちょっぴりうれしいですね(^^♪
それでは,詳しい計算式を掲載しておきます。
年支払保険料 | 控除額 |
20,000円以下 | 支払保険料の全額 |
20,001円~40,000円 | (支払保険料÷2)+10,0001円 |
40,001円~80,000円 | (支払保険料÷4)+20,000円 |
80,001円以上 | 一律40,000円 |
支払う保険料が多ければ多いほど,控除の率は少なくなります。
「節税」という観点から見れば,年間80,000円以上
月々は6,666円以上の保険料の支払いをしても,控除額は一律40,000円です。
住民税の控除
住民税とは昨年の給料の課税所得を計算して,翌年6月に勤務先から給与天引き(特別徴収)されるか,自分で分納(普通徴収)します。
住民税は課税所得の 10% 課税されるので,けっこう負担が大きいですね。。
それでも,ゴミや医療等の住民サービスの対価ですから,納税は大切です。
生命保険料控除を活用すると,翌年の支払うべき住民税も軽減されます。
※所得税と違い,還付ではありません。
それでは,詳しい計算式を掲載しておきます。
年支払保険料 | 控除額 |
12,000円以下 | 支払保険料の全額 |
20,001円~32,000円 | (支払保険料÷2)+6,000円 |
32,001円~56,000円 | (支払保険料÷4)+14,000円 |
56,001円以上 | 一律28,000円 |
繰り返しになりますが,
住民税の控除を3種類全額使用すると,
28,000円+28,000円+28,000円=84,000円 となりそうですが,
控除限度額は70,000円です。
住民サービスの維持に少しでも,住民税を支払ってほしいという思いが見受けられます(笑)
生命保険料控除を用いたおすすめの節税方法
それでは生命保険料控除を用いたお得な節税をご紹介します。
保険に対する私の考え方
個人的には節税のために何でもかんでも保険に入るのはオススメしません。
ここで,FPの私が一言。
保険とはリスクに対して,到底負えない支払いに対して支払うものです!!
日本は国民皆保険で医療が充実しているので,通常の医療保険は必要ないと思います。
医療費が高額の場合は高額医療制度の申請で医療費が戻ります。
②の介護医療保険は,介護保険だったり,医療保険だったり,がん保険だったり掛け捨ての保険が対象です。
暗い話ですが,日本人の半分以上はガンになります。
私は父がガンで亡くなりました。
母もガンの治療をしています。
まさにガンの家系です。
ガン保険や先進医療特約,住宅ローンやアパートローンでガン団信付き商品の加入をお勧めします。
この記事では,①の一般生命保険,③の個人年金保険に注目してほしいです。
貯蓄型の商品で,元本保証で,節税にもなる商品が見つけられたらすごくないですか??
もう一度言いますが,私は保険加入の必要性はリスクに対して対応のできない支払いです。
私は「節税」と「貯蓄」の視点から自分に合う
2つの商品を見つけました。
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
195万円以下 | 5% | 0円 |
195万円~330万円 | 10% | 97,500円 |
330万円~695万円 | 20% | 427,500円 |
695万円~900万円 | 23% | 636,600円 |
900万円~1,800万円 | 33% | 1,536,000円 |
1,800万円~4,000万円 | 40% | 2,796,000円 |
4,000万円~ | 45% | 4,796,000円 |
早見表から分かることは,課税所得4,000万円近く稼ぐ人は,半分近く税金を納めることになります。素晴らしいです!!
日本人のボリューム層は課税所得195万~330万の税率10%なので,この仮定のもとに試算します。
明治安田生命 「簡単積み立てライト」
私の母は第一生命,妹は日本生命,明治安田生命と保険の家計です。
この商品は,最近明治安田生命で販売されました。
簡単にいうと,月々5,000円の積み立てで加入できるのは一人4口までです。
満期は5年間で、いつ解約しても元本割れはありません。
生命保険料控除も使用できます。
この商品は,現役販売員は加入できません。なぜかというと,企業にとっては赤字商品だからです。
保険に興味を持ってもらうきっかけとして,「ドア・ノック」としての役割があります。
月々5,000円を払うと,年間払い込みはで60,000円となります。
所得税の控除額は上の表から,35,000円,みなさんの課税所得が10%とすると,3,500円の節税!!
住民税の控除額は上の表から,28,000円,住民税の課税所得は一律10%なので,2,800円の節税!!
☑ 月々5,000円で5年間のみ払い込み
☑ 生命保険料控除適用で6,300円の節税
☑ いつ解約しても100%保証
☑ 5年後は309,000円受け取り
詳しくは明治安田生命の公式ホームページをご覧ください。
まだ生命保険に加入していない人におすすめです!!
デメリットは私は見当たりません(笑)。月に5,000円資金が拘束されることでしょうか。
もちろん私も加入しています。
もちろん,その5,000円をideco,積み立てNISA,投資信託に回されてもいいと思います。
JA 共済 年金「ライフロード」
個人年金保険料控除の対象です。
一番,すごいところは月々3,000円から加入できることです。
ほとんどの個人年金は1万円~です。
その他調べて見ると,公務員の個人年金で2,000円~の商品があったくらいです。
月々3,000円(年間36,000円)払い込みをすると仮定します。
所得税の控除額は上の表から,28,000円,みなさんの課税所得が10%とすると,2,800円の節税!!
住民税の控除額は上の表から,23,000円,住民税の課税所得は一律10%なので,2,300円の節税!!
継続は力なりです!!
さらに,すごいところはクレジットカード払いができます。私は,還元率2%のクレカを使用しています。
☑ 月々3,000円~の支払い。
☑ 個人年金保険料控除適用で5,100円の節税
☑ クレジット払い可能!!
☑ 予定利率も高い。
予定利率,クレジットカードのポイント,所得税の控除,住民税の軽減のすべての効果を掛け合わせると,利回りは15%を超えてしまいます(笑)
詳しくは,JA共済公式ホームページをご確認下さい。
こんな投資商品他にありますか??
せっかくブログに遊びに来てくれたので,特定の商品の紹介など踏み込んでかきました。
保険のプロと面談してみよう
住宅,車,保険,教育費は人生の4大出費です。
固定費の管理をすることが,資産形成につながります。
保険にまだ入られてない方,保険にはいっているけどもっといい商品があるのではないかと思う方。
他にもそれぞれの状況に応じて,最適な保険は異なります。
ガン家計で先進医療を受けたい,よく体を動かすので傷害保険を手厚くしたい,子どもの教育費のために学資保険を検討したい,休職時の控えをしたいなどなど。
一番は保険のプロとしっかりと話をすることです。
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