高性能で低価格の蓄電池を製造しているスマートソーラー株式会社。
知名度の点ではシャープ,パナソニック,京セラが大きいかもしれません。
脱炭素社会の実現に向けて精力的に取り組んでいる勢いのある会社なのでご紹介します。
これからますますの成長を実感しています。
代表 手塚博文
所在地 東京本社〒103-0026
東京都中央区日本橋兜町13番2号 兜町偕成ビル本館8階
資本金 90,625,000円
設立日 2007年4月25日
その他,千葉県木更津市に技術研究所,京都にも支社があります。
設立して15年ですが,資本金も多く,勢いのある会社です。
代表の手塚氏は京セラの元役員です。
京セラの実業家 稲盛和夫氏とも深い親交があり,1980年代から長年,太陽電池に深く関わってきた人です。
参考までに,当時の太陽光パネルは 1kw あたり,200万円もしました。。。
現在と比べると,衝撃的な高さです!!!!
太陽光パネルの歴史は思ったよりも長いんです。
スマートソーラー社の主な事業内容は
① メガソーラー事業
② O&M事業(保守と点検)
③ 公共事業
④ スマートハウス事業
です。
それでは,事業内容を順次紹介していきます。
メガソーラー事業
北海道,四国,九州と全国各地にメガソーラーを建設しています。
これまでの実績はなんと230MW(メガワット)
これがどれほどすごいかというと,
1M (メガ) は1000K (キロ) です。
5 kwで1世帯の年間使用電力量を賄えるので,
1メガだと,200世帯。
230Mであると,230×200=46,000世帯
中堅の市町村の世帯数の電力を供給していることになります!!
低圧の発電所を一つ作るだけでも大変なのに,
メガソーラーの開発,建設は
部材から,資金調達,住民の合意,行政との調整等々非常に大変。
自社で一貫したEPC(設計・調達・建設)を請け負っていますので,徹底したコストカットを行っています。
8年程度で元本の返済が終わります。
メガソーラー事業は景気に左右されない売電収入という安定した収入をもたらし,これは会社の大きな収入源となります。
いつか上場してくれることを楽しみにしています(^^♪
O&M事業(保守と点検)
太陽光発電の長期安定稼働には定期的なメンテナンスが必要です。
高圧 ( 出力50kw以上 ) の発電所は電気技術者の選任や定期報告書の作成など,維持,管理するにはさまざまなことが必要です。
電気点検や目視点検,異常時には現地にすぐに駆け付けなければなりません。
これまで200MW以上の発電所を管理しています。
スマートソーラー株式会社のホームページを見れば,とても緻密に管理されていることが伝わります!!
とても優れた技術者や研究者が 多いと思います。
上場はまだしていませんが,安定した売電収入があるので,業績や配当も安定しますね。
上場がとても楽しみです(^^♪
公共事業
全国の市町村役場や学校に太陽光発電や蓄電池を設置する事業です。
社長の地元の北海道を中心に取り組みを推めています。
環境やエネルギーはこれから人類全体で考えていくテーマです!!
国連の SDGs の7「誰もが使えるクリーンエネルギー」にも掲げられています。
学校現場でも SDGs の視点を持って,教育内容を構成しています。
クリーンエネルギーに関心を持つためには早期からの教育と学校現場や役場の公共施設に実際に設置することがとても大切です。
「百聞は一見に如かず」ですね(^^♪
スマートソーラーの公共事業は会社にとっても,子どもたちにとっても素晴らしい取り組みです。
④スマートハウス事業
スマート販売事業とは,
蓄電池の販売または太陽光,蓄電池のセット販売
です。
日本には太陽光発電を設置している戸建て住宅の割合はわずか 10% です。
意外と少ないですね。
そうなんです!!
すべての屋根に設置できるわけではありません。
安心なのは,改正建築基準法 ( 2000年6月 ) を満たす住宅です。
住宅用太陽光パネルの設置の義務化は見送られましたが,再エネの比率を
上げるためには 50% の住宅に太陽光パネルを載せる必要があります。
私は,設置可能な住宅にはすべて太陽光パネルを設置したいと思います。
1.蓄電池単体の販売
太陽光発電システムを設置している世帯は,再エネに対して少なからず関心があり,高い見識をお持ちの方です。
2019年度から少しづつ,FIT期間が満了した世帯が増えていきます。
売電単価は 48円 から7~9円に大幅に下落します。
卒FITの選択肢の一つとして,蓄電池を設置して電気を売るのではなく,自家消費することができます。
なぜ補助金を出してまで蓄電池を普及させたいの??
日本は地域の電力は地域で生成,循環,消費する社会 ( VPP ) を目指しているからです。
VPP社会が実現すれば,隣の町に停電が起こったとしても,自分の町の電気供給は可能です。
北海道地震で起こった大規模停電を防ぐことができます。
蓄電池は災害に強い街づくりに必要不可欠です。
⇒政府も大型の補助金で普及・拡大の支援をします。
蓄電池があれば,電気を貯めることができます。
電気の消費量が多い時間帯をずらすことができます。(ピークシフト)
多発する自然災害では非常電源となります。
蓄電池の果たす役割は本当に大きいのです!!
蓄電池も技術革新が進み,ここ数年で非常に安くなってきました。
2.セット販売(太陽光,蓄電池)
また,近年の売電単価は非常に安いです。
電気を売るよりも自分で使うことがメリットが多いです。
また,太陽光の付いていない世帯は太陽光+蓄電池を設置することで,
太陽光の電気を自家消費することができます。
目標は太陽光の設置していない世帯の 90% のうち,40% の屋根に太陽光が乗ってほしいと考えています。
1.蓄電池の販売(FIT満了世帯)
2.太陽光+蓄電池の販売(既築世帯)
スマートソーラー社の販売方式は
D2C(Direct to Consumer)です。
つまり,間に卸売りや代理店を通さずに,メーカーが直接お客様に販売するので,中間マージンをカットして,低価格で販売することができます。
メーカー直販なので,保証や責任の所在も明確ですね!!
デメリットとしては,東京本社なので地方まですぐに駆け付けられなことです。
京都にも支社ができたので,西日本エリアは京都から駆け付けることができます。
これからは,20万都市の全国の市町村で200名近くの SA ( ソーラーアドバイザー ) を配置して順次,規模を拡大していくようです。
私は手塚社長の
「再生可能エネルギーの普及・拡大を通して人類社会に貢献する。」,
「ソーラーの歴史を語れる宣教師たれ。」の言葉が大好きです。
今後の活躍に期待です。
最後までお読み頂きありがとうございました。
株,不動産,節税など暮らしに役立つことが掲載されています。