12月といえば,子どもたちにとっての楽しみはクリスマス!!
世の中のサラリーマンにとっては楽しみはボーナスと年末調整!!
ここでは公務員のボーナスについて解説していきます。
国家公務員の給料やボーナスは,人事院の勧告に基づいて毎年改定が行われます。民間企業等の景気が良ければボーナスも上がり,悪ければボーナスは下がります。
昨年はコロナの影響でボーナスは目減りしました。
昨年はコロナの影響でボーナスは目減りしました。
ただし民間企業の水準といっても,ある程度の規模の企業を水準にしています。
地方公務員のボーナスも人事院の勧告に準ずる自治体が多いです。平均すると,年間4~4.5か月分の支給です。
ボーナスのついて
それでは公務員のボーナス(賞与)について説明をします。
ボーナスの支給日
自治体によりますが,ボーナス支給が年に3回又は2回です。
ここでは年に3回の場合を想定します。
ボーナスの支給日は6月30日,12月10日,3月15日です。該当日が週休日のときは前倒して支給となります。
6月,12月がそれぞれ給料の約2か月分,3月が約0.3か月分です。
ボーナスの査定方法
ボーナスがどのように決まるか説明します。
それには基準日という言葉があります。その日に在職していることです。
6月30日にボーナスをもらうには,6月1日が基準日になります。
12月10日にボーナスをもらうには,12月1日が基準日になります。
3月15日にをもらうには,3月1日が基準日になります。
基本的に普通に勤務していれば,満額いただけます。数字や売り上げのノルマがというプレッシャーがない分,生活の見通しがもてます(*^-^*)
だから現役の職員もボーナスの仕組みをよく分かっていない人も少なくないです。
期末手当
いわゆるボーナスは【期末手当】と【勤勉手当】を足したものです。
給与明細にも,しっかりと期末手当と勤勉手当の項目が分かれています。
期末手当は,基準日(6月1日,12月1日,3月1日)に在職している職員に支給されます。
年に3回基準日があります。
( 月給+扶養手当+地域手当+役職加算)×在職割合
在職割合も条例等で定められています。満額で約1か月です。
基準日 | 在職期間 | 比率(%) |
---|---|---|
6月1日 | 3ヶ月 2.5~3ヶ月 1.5~2.5ヶ月 0~1.5か月 | 100 80 60 30 |
12月1日 | 6か月 5~6ヶ月 3~5ヶ月 0~3ヶ月 | 100 80 60 30 |
3月1日 | 3ヶ月 2.5~3ヶ月 1.5~2.5ヶ月 0~1.5か月 | 100 80 60 30 |
期末手当は,在職割合なので育児休業中や各種休職中でも一定の割合で在職と評価してくれます。わりと優しい手当なんです!!
勤勉手当
基準日(6月1日,12月1日)に勤務期間や成績に応じて支給される手当。期末手当と違い,まれに成績加算があります。
感覚として成績がいいという判断は,輪番制なような気がします。職務の性質上,何をもって貢献したという定義が難しいからです。
( 月給+扶養手当+地域手当+役職加算)×勤務割合×成績率
勤勉手当は,「在職割合」ではなく「勤務割合」でボーナスが計算されます。勤勉手当だけに,勤務することが大切です。満額で約1か月です。
基準日 | 勤務期間 | 比率(%) |
---|---|---|
6月1日 12月1日 | 6か月 5.5~6か月 5~5,5か月 4.5~5か月 4~4.5か月 3.5~4か月 3~3.5か月 2.5~3か月 2~2.5か月 1.5~2か月 1~1.5か月 0.5~1か月 0~0.5か月 0 | 100 95 90 80 70 60 50 40 30 20 15 10 5 0 |
いや,勤勉手当だけあって0.5か月で刻んできます。
学校は年度初めは4月からなので,最初のボーナスは約1か月分となります。
役職加算割合とは,経験年数が多くなればなるほどボーナスを最大10%ボーナスを加算してくれます。
公務員のボーナスまとめ
最後に公務員のボーナスをまとめます。
2022年の私の冬のボーナスを公開します。
期末手当 403,638円
勤勉手当 400,634円 (優秀)
総支給 804,272円
手取り 655,721円
大企業では100万円を超える人も多いです。この金額を高いとみるか,低いとみるか人それぞれです。
ところで100万円の大台に乗るのは,40代の後半になったり,役職についたり,子どもが増えたりしたらでしょうか??
一度は達成したい「目標」です。
公務員は景気に関係なく,毎年確実にボーナスが支給されます。ありがたいことです。30歳からでも,40歳からでも教職に就くことはできます。
働きながらでも,通信教育等で教員免許の取得は可能です。今は小学校の採用試験は2倍を割り込む自治体も多く,合格する可能性はとても高いです‼︎
教員は子どもの成長に関わることができるやりがいのある仕事です。
是非とも,いろいろな知見をもった方に教職についてもらいたいです。
株,不動産,節税など暮らしに役立つことが掲載されています。
ボーナスは基準日を基に算出。
期末手当+勤勉手当
夏と冬は給料の約2か月分。春は少なめ。