みなさんのご家庭は太陽光発電システムは設置していますか。中国電力が国に2023年4月から31%の値上げ要請をしました。近いうちに電気が高すぎて電力会社から買えなくなります。
近年は新築住宅ではZEH住宅の推進や補助金もあり,太陽光の導入件数は増えているものの,既築住宅の導入件数は減っている。
一方で,政府は住宅用太陽光の義務化を検討するほど,再生可能エネルギーの比率を高めようとしている。
この記事では政府の思いとは逆に家庭用太陽光が普及しない原因と対策を考えたいです。
売電単価の下落
家庭用太陽光の売電価格が年々下がっている。
FIT制度が始まったのは2009年11月であり,当時の売電単価は,1kwh当り48円である。
そこから売電単価は年々減少して,2021年度は19円となっている。
グラフを見て分かるように売電単価は劇的に下がっている。
売電単価は調達価格等算定委員会で市場に合わせて決められているため,太陽光の設備費用もそれに合わせて下がってきてはいる。
しかしながら,
売電単価が下がりすぎて,太陽光発電システムの購入費用を回収できないのではないか。
提示された見積もりが高いのか,安いのか,適正なのか分からない。
その他,漠然とした不安が残る。。
不安な気持ちは,すごく分かります。
よく分からない商品の 100 万以上の大金を使っていいのかどうか,元はとれるのかという気持ちになるのが人情です。
売電単価が高い時代は電気を使うよりも,電力会社に売るほうが高くなっていた。
今は電力会社から電気を買うよりも自家消費するほうがお得になっている。
業者も電力会社から日中の高い電気を買うよりも,自家消費するメリットを示す提案方法になっている。
FIT 期間終了後のローン残債
余剰買取の期間は10年である。FIT期間が終了すると,余剰電力を買い取ってくれる会社は数多くあるが,問題は買い取り価格である。
中国電力では1kw当り,7.15円(税込み)である。FIT期間の売電単価が21円だとすると,収入はおよそ1/3に減少する。
現金で一括で買われる方にとっては,あまり関係のない話かもしれません。
読み飛ばしてください。
ソーラーローンを利用する方も多いのではないでしょうか。
ソーラーローンは一般的に15年間であるので,ローン期間の最後の5年間は持ち出しが発生する可能性が高い。また,全期間で金利も発生します。
150万円を固定金利2%の180回払いだとすると金利総額は,237,360円となる。
これも太陽光導入の足かせとなりますね。
パネル機器の保証期間等
太陽光パネルの法定耐用年数は17年であるが,構造上は半永久的に使用できる。ただし,地震,噴火,津波等の自然災害の場合は保証対象外である。
また,直流電流を交流電流に変換するパワーコンディショナーの耐用年数は10年である。仮に10年で交換する必要があるとなると,30万円以上もかかります。
10年後は売電収入の減少,パワコンの交換等出費が重なる可能性が高い。
このようにメンテナンスや修理の実費負担のリスクが発生します。
また,シミュレーションはあくまでも目安なので,天候や季節によっても収入が大きく変わることもあります。
これも,導入の足かせとなっている。
太陽光発電システムの普及・拡大への対策
PPA (第三者所有モデル)
一方で,政府は住宅太陽光義務化等の施策を検討したり,再エネの比率を高めようと議論したりしている。
太陽光を買ってまでつけようとしない消費者と再エネの比率を高めたい両方のニーズをかなえた取り組みが太陽光無償設置 PPAモデル。
PPAモデルとは,事業者が屋根上に太陽光発電システムを無償で設置して,発電した電力を需要家が購入するビジネスモデルです。「第三者所有モデル」とも呼ばれています。
簡単にいうと,契約期間は売電収入は設備費用に充当されるが,契約期間終了後は太陽光で作られた電力や余剰電力の収入が得られるモデルである。
契約期間は屋根の大きさや予想発電量で変わってきますが,10年~13年が目安です。
Looopでんき,TOKAI,NTT ,大手電力会社など多くの事業者がこのモデルに参入してきています。
知名度もこれから益々上昇してきます。
実はこの PPA モデルは古くからありましたが,日本では普及が遅くなりました。
アメリカではなんと70%がこのモデルで太陽光を設置しています。
お客様のメリットとしては,
①初期費用0
②ローン,金利もなし
③メンテナンスも必要なし
再生可能エネルギーの普及・拡大に向けて多くの事業者がこのモデルでの取り扱いを始めている。
もちろんデメリットあるので合わせて紹介します。
☑ シュミレーション審査に通らない可能性。
日当たり,屋根の形状,築年数等
☑ 立て替え検討中の人は長期契約の不安。
☑ 所有権が自分でない者への心理的不安。
PPA 設置はメーカー審査があります。
審査に通らなければ,希望しても太陽光は設置できません。
また,リフォームや立て替え検討中の人も10年以上の長期契約に対して不安もあります。
日本人は境界意識が強いです。
自分のものでない太陽光が屋根に乗っていていやだなと思う人ももいるでしょう。
以上,メリット・デメリットを取り上げました。
ここでは私共がやっている PPA 事業を紹介します。
ソーラーメイト+
ソーラーメイト+(プラス)って何だろう??
ハンファQセルズジャパンの100%子会社のレネックス電力合同会社の商品です。
Qセルズは太陽光パネルを最も販売しているメーカーです。
このビジネスモデルは最強のスキームだなと思う。
レネックス電力とPPA 契約を結びます。
契約期間中はレネックス電力が売電収入を受け取り,使用した発電電力の電気料金を支払います。
ソーラーメイト+の説明
契約期間中
屋根の大きさで契約期間は変わるが,ここではSM13(ソーラーメイト13)の概要を説明します。
電力を細かく以下の二つに分けます。
日中は①の発電電力を優先的に使用します。
ソーラーメイト+13 | |
契約期間 | 13年 |
①発電電力 | 28.6円 / kWh |
②系統電力 | オール電化プラン |
発電電力は大手電力会社よりも安く,しかも再エネ賦課金(@3.3円)もかかりません。
大変お得です!!
系統電力も深夜料金が5%安くなります。
再エネ賦課金は残念ながら,年々上昇しています。
契約期間終了後
契約期間終了後は太陽光パネル一式の所有権が自分になります。
引き渡しのときに点検も行います。
契約終了後は昼間の電気代は太陽光で発電した電力で賄われるし,余った電力は電力会社に売ることができる。
さらに,そのタイミングで蓄電池を導入すれば電力会社から電気を買うことなく,自家消費できる!!
さらに, さらに大手電力よりも安い電気を契約できる!!
電気契約の裏ワザ!?
最後に私が最も気にいっているメリットをご紹介します。
ソーラーメイト+を契約すると,電気料金の安い「オール電化プラン」を契約することができます。
どういうことでしょうか??
実は,オール電化プランは条件が整わないと電力会社は契約してくれません。
その条件は,
キッチンは IH クッキングヒーター
給湯器は エコキュート
を設置していることです。
ガスコンロやガス給湯器の家庭でも,従量電灯でなくオール電化契約ができます。
ただで太陽光がもらえる上に,電気料金も安くなります。
最強かつ最高です。
無料見積もり
このことは,化石燃料由来の電気を買わないことにつながり,脱炭素社会の実現に向けてあなたができる身近なSDGsですね。
全世界でも2050年のカーボンニュートラルの実現に向けて,取り組みを進めています。
脱炭素社会の実現に向けて,あなたのお屋根が必要です。
近年は,数多くの企業がこのスキームで太陽光を販売しています。
アメリカではすでに一般的です。
今後も日本ではこの方式が一般的になってくるかもしれません。
レネックス電力合同会社が取り扱うソーラーメイト+です。
レネックス電力は,太陽電池モジュール国内出荷量トップクラスのハンファQセルズジャパン株式会社の100%子会社です。
見積もりは完全無料です。
このプロジェクトに賛同いただける方が少しでも増えればと思い記事をかいています。
少しでも興味を持った方は,お問い合わせ覧から資料請求を頂ければと思います。また,オンラインでシミュレーションも行っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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