ウクライナ情勢で電気代だけではなく,ガソリン代も高騰しています。
政府も元売り事業者に1リットル当たり25円を補助するなど対策を講じていますが,一向に下がる気配はありません。
エネルギーの高騰は,すべての業種に影響を及ぼします。
物流関係を始め,長距離通勤をしているサラリーマンにとっては大きな打撃です。
そこでおすすめなのが,中古の日産リーフです。その理由を書いていきます。
私も1年前に中古の日産リーフを購入しており,感想等をかいてみます。
なぜ中古の日産リーフ
なぜ中古の日産リーフなのでしょうか??
理由はシンプルに価格が劇的に下がるからです。その理由を紹介します。
エコカー補助金
日産リーフは新車価格で300万円以上もします。政府は温暖化防止に向けて,電気自動車等のエコカーの購入に50万円以上の多額の補助金を出しています。
補助金交付の条件には,一定の保有義務が生じます。
4年以上の保有が必要です。
補助金を目当てに購入してみたけれど,航続距離や生活様式の変化などでリーフを乗り続けるメリットがなくなったとう方が,2回目の車検で手放す人が多いです。
そのため,5~6年落ちのリーフが市場にたくさん流れてきます。
中古車の価格は需要と供給の関係で決まりますので,供給が多いと価格が下がります。
充電設備の問題
リーフを保有するには,家に充電設備があることが望ましいです。もちろん充電スポットや日産の各店舗で充電することは可能ですが,あまり現実的ではありません、
そのため,マンション暮らしや賃貸住宅の人はリーフを購入する選択肢から外れます。
需要が少ないので,中古車価格は下がってきます。
バッテリーの劣化を過度に心配
私は中古のリーフを購入して2年以上経過していますが,バッテリーが目にみえて劣化したということはありません。急速充電や過充電を繰り返していると,劣化が早いかもしれません。通常の200Vコンセントで深夜に充電していれば,バッテリーを長持ちさせることができます。
EV車はすぐにバッテリーがすぐに使えなくなるという口コミはよくみかけますが,私の実感として大切に載れば世間の印象よりも長持ちするのではと思います。
経済メリット
自動車税
リーフとソリオを乗り比べての経済メリットをかいていきます。
まずは,自動車税です。
リーフはガソリン車でないので,排気量区分はありません。自動車税は普通車で最も安い,
25,000円となります。スズキのソリオは30,500円です。
自動車税額は改定されて,排気量の小さな自動車は下げ幅が大きくなります。
EV車は,13年後,18年後になっても環境負荷の少ない車なので,自動車税の増税はありません。毎年,5月の自動車税はとても負担感が大きいので,ありがたいことです。
重量税
重量税も2回目までの車検では,免税となります。
また,毎回の点検もオイル交換もないので,とても安く済みます。エレメントの交換も必要ありません。
任意保険も,エコカーなので割引をしている保険会社も多いです。
コンパクトカーよりも総じて維持費が安いですよ。
☑ 自動車税が普通車で最安値。
☑ オイル交換必要なし。
☑ 任意保険もEV割引あり。
以上のような理由から私は,5年落ちのリーフを65万円で買うことができました。新車価格の4分の1です。スペックは24kWhで渡航距離は約150kmです。
カーセンサーやガリバーを常にチェックして,魂の1台を見つけました(笑)
乗り心地は,低速時の加速ががとても速くて気持ちいです。体感としては,2500CCクラスの乗用車です。ただし,70km以上になると,加速に勢いはなくなってしまいます。
高速道路よりも,一般道の方が向いています。
新車の納期遅延,半導体不足,ウクライナ情勢により今は中古車販売が人気です。
中古車はどれも唯一無二で早いもの勝ちです。
お目当ての車が見つかれば,すぐに商談に取り掛かれるように会員登録だけでもしておいて希望の1台をゲットしてください!!
リーフのデメリット
航続距離が短い
リーフの24kwh のバッテリーであると,航続距離は約150km です。
ガス欠が心配なので,片道 50 km 以上の移動を想定するときは,おすすめできません。
EV スポットの総数
EV スポットは全国の日産,道の駅,ショッピングセンター等に設置してあります。アプリやナビ等で位置を確認できますが,地方ではまだ多いとはいえません。
また,他の EV 車が充電していたら長時間待たなければなりません。
充電時間が長い
急速充電の設備があれば,30分程度でかなりの電力を充電できます。家庭用の200 Vコンセントしかない充電スポットでは,少なくとも2時間以上充電しなければ電気は貯まりません。外回りで車を常時使用する人には向かないかもしれません。
☑ 航続距離が短い。
☑ EVスポットがまだまだ少ない。
☑ 充電時間が長い。
電費と燃費
「燃費」はよく耳にしますが,「電費」とはあまり聞きなれません。
リーフの電費
EV車で使用する言葉です。
1kWh当りの電気で,車を何km走らせることができるかを示す数値です。
電費と燃費で比べる基準が違うので,基準量をそろえます。なんだか,「算数」の授業みたいですね(^^♪
自動車を 1 km 走らせるのにそれぞれ何円かかるか試算します。
私のリーフの「実電費」は7.5km / kWh でした。
リーフは割安な深夜電力で充電します。
深夜電力は14.87円 / kWhです。(※基本料金,再エネ賦課金等は除く)
リーフを 1 km 走らせるのに,必要な金額は 18.87÷ 7.5 =1.98円です。
ソリオの燃費
スズキのソリオの実燃費は15.5km / L でした。
ガソリン価格は,変動しますが 1 リットル当たり170円とします。
ソリオを 1 km 走らせるために,必要な金額は,170÷15.5=10.96円
環境にもお財布にも優しいですね!!!
☑ 家庭用 EV コンセントがある。
☑ オール電化で深夜料金が安い。
☑ 通勤距離が50~100km以内。
☑ 節約,環境志向が強い。
蓄電池としてのリーフ
通常の電気の流れは,家⇒車の一方通行です。
今は,V2H (Vehicle to Home) というものが販売されています。
V2Hを設置すると,家⇒車,車⇒家と双方向での電気の融通が可能になります。
新車のリーフとV2H機器の購入は,蓄電池よりも高くなってしまいます。
中古のリーフ約100万円で30kWh を蓄電池としてみたときに,超特大容量の蓄電池です。しかもとても安いです。
通常の蓄電池は,100万円で10kWh とすると,価格は3分の1です。
太陽光の付いている世帯は相性がいいです。
卒FIT世帯の方は,余剰電力を7~8円で大手電力会社に売るのではなく,リーフに貯めて深夜等で自家消費すれば電気代が削減できます!!
ただ,デメリットもあります。リーフが家にないと,充電したり放電したりできません。通勤等で頻繁に使う方は,V2Hのメリットは薄まるかもしれません。
セカンドカーとしてやナンバーをつけずに!?電気代削減や非常用電源にリーフを活用できるのかなと思って考えています。
☑ 太陽光発電システムを設置している。
☑ 通勤で常時車を利用しない。
☑ 災害時の非常用電源を確保したい。
本日は,リーフをもつことの経済メリットや蓄電池や非常用電源としての活用を考えてみました。最後までありがとうございます。
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