不動産クラウドファンディングはとても人気のある投資商品です。
出資した不動産クラウドファンディング から元本と分配金の支払いがありました。概要は以下の通りです。
この記事では,償還したファンドの概要と運営会社TSON について紹介します。
✅ SMART FUND 22号 埼玉県越谷市
✅ 2LDK×5のメゾネットタイプ
✅ 太陽光発電システム搭載
✅ 年利回り5.2%,7か月運用
✅ 空室保証
✅ 出資額は10万円
✅ 分配金 3,889円 (内 源泉徴収 794円)
※不動産クラウドファンディングは所得税法上は雑所得です。分配金は源泉徴収されて出資者に振り込まれます。
現物不動産に比べればリスクは低いですが,不動産特定共同事業も当然リスクはあります。
不動産クラウドファンディングのリスクやメリットをよく理解して出資することが大切です。
不動産特定共同事業法のリスク
クラウドファンディングのリスクについて考えます。
価格変動リスク
当初に想定していた利回りが得られないこともあります。不動産け価格の下落により,予定していた売却益が得られないこともあります。また,家賃収入の減少により,利回りが得られないこともあります。
⇒ 家賃設定やエリアの選定が非常に大切です。
信用リスク
運営する事業者の信用です。満期までに会社は倒産,破綻等をすれば分配金の一部,または全部が支払われない可能性があります。
現在は,規制緩和により不動産特定共同事業を扱う会社が数多く登場しています。
過去のファンドの運営実績など積極的に公開しているか慎重に判断しましょう。
⇒ 事業の運営会社を選定することが大切です。
その他のリスク
法令や税制の変更や自然災害等で当初の利回りを得られない可能性があります。
例えば,地震,噴火,津波など自然災害が起こると事業の運営が難しくなります。
⇒ エリアの選定や付随する保険を確認しましょう。
不動産特定事業法のメリット3つ
続いては,不動産特定共同事業のメリットを考えます。
運用の手間が少ない
通常の不動産取引は,数多くの手間ひまが必要です。特に忙しいサラリーマンや公務員が平日に銀行に行ったり,決済の時間を作るのはとても大変です。
現物の不動産取引は少なくとも以下の事柄は必須です。
✅ 重要事項説明
✅ 不動産登記
✅ 仲介業者とのやりとり
✅ 客付け
✅ 租税公課等の支払い
✅ 経理
それに比べて不動産特定共同事業は,ファンドを選び,当選したら出資して,償還を待つ。
税金等の手続きも運営会社にお任せ。毎年,1月に事業を運営する会社から支払調書が送られるだけです。
たったの3ステップです。
繰り返しになりますが,忙しいサラリーマンに特にお勧めです。
景気に左右されにくい
小口から投資できる金融商品として,J-REIT(不動産投資信託)があります。
J-REITはいつでも取引できる一方で,値動きが大きく,株価が気になってしまいます。場合によっては,購入した金額よりも安くなります。
不動産クラウドファンディングは,我々に代わって事業者が現物不動産を運用しています。
値動きを気にしなくてもいいし,景気に左右されにくいです。
優先出資で元本の安全性を担保
万一元本が毀損した時は,劣後出資者から損失を受けます。劣後出資者だけで損失をカバーできないときは優先出資者も損失を受けます。
私たちは優先部分のみ出資するので,元本は高い確率で守られます。
劣後割合が大きい,商品は大変人気です。
TSON FUNDING が初心者にお勧めの理由
最後に,数あるクラウドファンディングの中で,TSON FUNDING がおすすめの理由をお伝えします。
抽選確率の高さ
まずは,抽選確率の高さです。積極的に広告を打っている運営事業者は,ライバルが多く,倍率10倍以上も少なくありません。
もちろん倍率の高さは人気の高さですので,喜ばしいことです。
ただし,出資する立場としてはファンドに当選しなければ,運用できません。
TSON FUNDINGは良い商品にも関わらず,当選する確率が非常に高いです。
戸建て+太陽光で安定
TSON の取り扱う物件は,戸建て物件です。さらに屋根に太陽光パネルを載せます。
戸建て物件は供給よりも需要が圧倒的に多いです。
そのため,空室リスクを最小限にとどめることができます(*^-^*)
また,屋根に太陽光パネルを搭載します。売電収入は固定価格買取制度に守られた非常に手堅い投資です。
私がTSON に出資するのは,物件の手堅さです。
安定した利回りと運用期間
TSONのファンドは利回りは5%~7%,運用期間は半年~2年ととても安定しています。
初めての方がいきなり利回り10%以上の商品に多額の出資するのはとてもリスクが高いです。
一方で,利回りが1~2%程度であれば,クラウドファンディングのうまみを実感することはできません。
✅ 1口10万円
✅ 利回りは5%~6%
✅ 運用期間は1年程度
任意組合型と匿名組合型の商品
不動産クラウドファンディングの用語です。
「任意組合」の所有権は出資者,「匿名組合」の所有権は事業運営者となります。
違いを表にまとめます。
任意組合型 | 匿名組合型 | |
---|---|---|
出資対象 | 物件は共同所有 | 所有権は事業者 |
投資額 | 100万円~ | 1万円~ |
案件数 | 少ない | 多い |
損失 | 無限責任 | 優先劣後 |
契約方法 | 対面 | インターネット主流 |
償還期間 | 10年以上 | 数か月~2年 |
税区分 | 不動産所得 | 雑所得 |
源泉徴収 | 無 | 有 (20.42% ) |
初めての出資する際は,リスクの小さい「匿名組合型」がおすすめですね(^^♪
慣れてきたら,金額の大きい「任意組合」の案件にチャレンジしましょう!!
スマートファンドとSONAE
スマートファンドや森林再生は匿名組合,SONAEは任意組合の案件となっています。
TSON FUNDING は抽選の確率が高く,利回りも安定しています。しかも,毎月1本以上の商品がリリースされるので,投資が途切れることはありません。
TSON FUNDING の出資から償還までの流れ
それでは実際にTSON FUNDING の出資から償還までの流れを解説します。
募集開始
まずは,FUND の募集開始期間をチェックします。概ね,1週間程度です。
また,FUND が「先着」か「抽選」かどうかも確認します。
稀に,一部は「先着」,残りは「抽選」のパターンもあります。
ここで出資登録をしないと,投資できないので気に入ったらすぐに申し込みをしましょう。
当選の確認
FUND に当選したら会員登録したメールアドレスやマイページに連絡が来ます。
TSONファンディングのアプリのマイページはとても使いやすいです‼︎
当選が確定したら入金をします。
入金期限は3日程度しかないので,すぐに入金することをおすすめします。私も経験がありますが,期限を過ぎたら受け付けてもらえません。
楽天銀行などのネットバンキングで入金をおすすめします。
運用開始と運用終了
ここまでたどり着いたら,ほったらかしで大丈夫です。
あとはプロジェクトが運用されて,予め想定していた運用期間に運用します。運用終了後は投資家などに物件を売却します。
償還(払い戻し)期日
運用終了から払い戻しまで2か月程度かかります。
不動産の売買や出資者への還元手続きは時間が必要ですね。払い戻し期日になると,元本と分配金が支払われます。
SMART FUND の運用スケジュールは以下の通りでした。
実際に出資してみよう
繰り返しになりますが,実際に出資することでいろいろな発見があります。
応募して当選し,出資し,償還を迎えるという一連の流れを通すことで不動産クラウドファンディングという金融商品の良さを実感できます。
これまでは,郵送でのやりとりもありましたが,出資登録はスマホですべて完結できるようになりました。
マイナンバーの登録や本人確認,顔認証など5分程度で終わります。
他のブログでもクラウドファンディングについて取り上げています。
銀行にお金を預けているだけでは,資産形成はできません。
「行動」することで,未来は変わります。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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