最近は電気代が高騰しています。
ウクライナ情勢や円安などで,あらゆるものが高くなっています。
日本は一次エネルギーを輸入に頼っているので,電気代が上がります。
電気代が上がれば,すべての物価が上がります。
我が家は電気を自給自足したので,迷わずに屋根に太陽光パネルを設置しました。
稼働から1年経ったので,経済効果を検証します。
太陽光発電の設置まで
業者探し1
最初は家電量販店に相談しました。理由はキャンペーンで分割で無金利120回に惹かれました(笑)
地元に長年愛されている販売店だけあって懇切丁寧。
契約しようと思ったが,問題が。
屋根材が弱くて,工事ができないと言われました。。
アスファルトシングルでの設置は難しいと難色を示されました。
その間にも多くの訪問販売の業者さんが訪ねてくれました。日当たりのよい我が家がとても狙われているようでした(笑)
業者探し2
そこで,次の業者を探します。
太陽光業者は産業用太陽光でお世話になった,ジラフ・コーポレーションです。
施工やアフターメンテナンス,お客様対応が懇切丁寧です。
屋根材がアスファルトシングルでもご対応いただけるとのことで,見積もを作成して頂きました。
見積り額
10月なので中国電力の2020年度の21円単価の申請が間に合わなかったので,2021年度の19円単価での申請となりました。
☑ 長州産業 ( CIC )
☑ パネル容量 4.26 kw
☑ パワコン容量 5.5 kw(屋外設置)
☑ 年間シミュレーション 5,094 kWh
☑ 110万円(工事費込み)
☑ 寄棟型の屋根
総額で120万円くらいだと思いましたが,かなりお安くして頂きました。
長州産業さんは国内メーカーのパネルです。山口県に工場があります。
最近は,Qセルズさんなど海外メーカーに勢いをのまれて,国内メーカーの撤退が相次ぎます。パネルも25年保証でとても安心感があります。
信販会社イオンと提携していて,審査を受けました。
平均的な家庭で1年間の消費電力は5,000 kWh なので,電気の自給自足は可能です。
稼働から1年して実績は
稼働から約1年経過したので,発電量を公開します。
2021年/2022年 | 発電量(kWh) | シミュレーション |
6月 | (458) | 475 |
7月 | 508 | 545 |
8月 | 530 | 467 |
9月 | 417 | 414 |
10月 | 398 | 488 |
11月 | 320 | 379 |
12月 | 307 | 333 |
1月 | 309 | 368 |
2月 | 341 | 403 |
3月 | 442 | 481 |
4月 | 506 | 578 |
5月 | 541 | 631 |
合計 | 5,094 | 5,545 |
正確には2021年6月5日~受給開始なので,約360日の売電実績です。シミュレーションを10%近く上振れしました。
年間発電量の目安はパネル容量×1,100です。
我が家の発電量は5,545kwh ÷ 4.26 kw = 1,307 kw なので,すさまじい数字です。
私の住んでいる地域が日射量が高いのと,高性能のパネルやパワコンによる発電だからだと思われます。
なお,シミュレーションはメーカーにより異なります。
長州産業さんは厳しめに計算するので,上振れしやすいそうです。
経済効果は
全量売電の場合は発電量(kWh) × 売電単価です。
この式に当てはまると,年間で5,545×19 = 105,355円となります。
10kw 未満の住宅用太陽光は余剰買取です。つまり,発電した電気はまずは自家消費に使用されます。余った電気が電線を通り,電力会社に売ることができます。
我が家は中国電力のオール電化プランなので,デイタイム9:00~21:00に電気を買うと,35円/ kwhもします。
この電気を電力会社から買わずに,自分で賄うので大きな経済効果をもたらします。
例えば,年間で35円の電気1,000kWh を太陽光で賄うとすれば,
35×1,000 = 35,000円
残りを売電すると,
19×( 5,545-1000 ) = 86,355円
合計で 121,355円となります。
月に1万円の電気代削減の効果となります。
利息を払ったとしても,9年で設備費用を回収することができます。
もちろん,元をとるという視点が太陽光導入の決め手ではないです,お金も大切なファクターです。
住宅太陽光設置はおすすめです
我が家は金利2.0 %で地銀からリフォームローンを利用しています。
月々の7,000円程度の支払いです。
利息はもったいないと思いますが,手元の現金を使用したくないのでローンを組みました。
住宅ローンに組み込めれば,金利も少なく,返済期間も長く,住宅ローン現在も受けられてさらにいいですが。
ちなみに車も電気自動車に変えました。これも電気代が抜群に安く,おすすめです。
現在は,脱炭素社会の実現を目指して国を挙げて取り組んでいます。
東京都では住宅太陽光義務化の流れになっています。補助金制度も充実しています。
太陽光発電の導入は,購入だけではありません。
リースや PPA モデル などの方法もあります。
日本には,まだまだ住宅太陽光を設置できる世帯があります。
電気は社会のインフラ。電気なしでは生活できません。
1枚でも多くのパネルが屋根に乗って,電気の安定供給ができる社会になってほしいです。
同時に今は太陽光を載せるよりも,太陽光+蓄電池のほうが経済効果が高くなりつつあります。
1人でも多くが,このブログを読んでいただければ嬉しいです。
株,不動産,節税など暮らしに役立つことが掲載されています。