再エネ関連

【FITが事実上終焉】カーボンニュートラルの実現に向けて私たちができること5つのこと

 産業用のFIT(固定価格買取)制度は2011年7月から開始されました。国の後押しもあり,順調に再生可能エネルギーの比率を伸びていきました。

2019年度には悲しいお知らせがありました。

サラリーマンが取り組みやすい,10kw以上の全量買い取り制度がなくなりました。

この記事では,カーボンニュートラル実現に向けてできる5つのことを考えました。

(今は全量買い取りは事実上なくなり,一定割合の自家消費が求められたり,営農型太陽光であったりとさまざまです。)

産業用太陽の売電単価

売電単価の推移は経済産業庁のホームページに詳しく掲載されています。ここでは,簡単に紹介します。10 kw 以上の案件はいずれも税抜き単価です。

低圧案件 (10 kw以上~50 kw 未満)

ここ数年,設備費用が安くなり売電単価がさがってきました。

2017年~は以下のようになっています。

認定年度売電単価
2017年度21円
2018年度18円
2019年度14円
2020年度13円
2021年度12円
2022年度11円
低圧太陽光の売電単価

※2020年度から、自家消費型の地域活用要件が設定されます。

これは簡単に言うと,発電した電力のうち30%以上は自家消費をしなければいけませんという条件付きになりました。

例えば,年間100,000 kwh 以上の発電量があれば,30,000kwh 以上は自家消費が必要になります。

⇒これでは野立ての太陽光発電所で3割以上自家消費はできないので,2019年度で低圧太陽光は事実上終了となります。

全量買い取り終了の理由

サラリーマンが比較的取り組みやすかった低圧の新規案件が2020年度からなくなったため。

それでも,まだまだ取り組める案件はあります。

高圧案件 (50 kw 以上~ 250 kw 未満)

高圧案件になると,いろいろと維持費がかかります。

一番のコストは,発電所に電気主任技術者による点検が必要ということです。売電収入は大きくなりますが,維持費や経験が必要になります。

太陽光事業に明るい人が望ましいです。

それでも,数年前は5,000万円以上の案件ばかりでしたが,近年では3,000万円程度の案件もあります。業界ではプチ高圧と呼んだりします。

それでは,売電単価の推移を見ていきましょう。

認定年度売電単価
2017年度21円
2018年度18円
2019年度14円
2020年度12円
2021年度11円
2022年度10円
高圧太陽光の売電単価

高圧の案件は,低圧と違って自家消費3割などの条件は付いていません。発電した電気は20年間全部買い取ってくれます。

250 kw 以上~

こちらは規模が大きすぎで普通のサラリーマンはまず取り組むことができません(笑)

もちろん私にとっても及ばない世界です。

RE100を目指す企業だったり,ある程度の規模の法人さんが対象でしょうか。

FIT の次の段階は

 これまでは FIT制度に守られて,再エネが普及してきました。これからは,法律に守られず企業努力で再エネの普及をしなければいけません。

自家消費にシフト

最近は電気代も急上昇しています。例えば,大きな工場では年間1,000万円以上の電気代を支払っています。

電力会社から電気を買わずに,工場の屋根に太陽光パネルを設置して自家消費してメリットを享受できます。

また,企業も 投資目的ではなく,RE100 を目指して再エネの比率を高めようと発電所を購入するケースが多いそうです。

NON FIT

エネオスや出光,ソフトバンクなど新電力会社さんが電気を買い取ってくれるパターンです。先日,親しくしている業者さんと対面でお話しました。

とある業者は 1 kwh を12.5円で買い取ってくれるそうです。

FIT の売電単価よりも高くて,びっくりしました。

国に頼らずに,再エネの比率を高めようと努力していることがうかがえます。

最近は,SDGs や ESG がキーワードですね!!

FIT から FIP へ

FITは,「Feed In Tariff」の略語です。

FIPは,「Feed In Premium」の略語になります。

電力の卸売り市場で売電したときに,通常の取引金額に上乗せして売電収入を受け取ることができる制度です。

一見すると,とてもプレミアムでお得に見えますね。

ところが,電力卸売り市場は価格変動がとても大きいです。太陽光発電所は設備費用を売電収入で返済していくので,このことは大きなリスクとなります。

また,FIP 制度は電力を安定的に売らないといけないことやさまざまな条件が付いているので,参入を考えている事業者は少ないそうです。

脱炭素社会にむけて

 上記のように,最近は新設の太陽光発電所の建設が難しくなりました。

そのため,中古太陽光発電所の売買も盛んに行われるようになりました。

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いちご

中古太陽光発電所の取り扱いはしないんですか??

業者

今のところ考えておりません。

いちご

どうしてですか??

業者

売り手,買い手しか喜ばないからです。

このような会話が続きました。

中古売買は,売主,買主,仲介業者しか関与しない。

つまり,中古売買がいくら盛んになっても CO2 削減の効果はない。 カーボンニュートラルの実現には,新築発電所の建設が必要です。我々は,これからも新築の太陽光発電所の建設を精力的に行う。工期も少なくとも4年ある。

昔みたいに利回り13~15%の発電所はもう出てきません。これからは,再エネ比率の上昇に向けて着実な事業者が生き残るんだと思いました。

改めて,地元にこんなに太陽光に暑い業者がいることを痛感しました。

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こちらが太陽光の記事です。

また,産業用の太陽光だけではなく,家庭用太陽光や蓄電池の販売もしています。我が家の屋根にも設置していただきました。

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脱炭素社会に向けて取り組み

✅ 節電を心がける

✅ 再エネ事業者が参入しやすい仕組み作りを構築

✅ 一つでも多くの世帯の屋根に太陽光を設置する

✅ 住宅の断熱性能を高める

✅ 早期からSDGs に関する教育を取り入れる

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いちご
いちごです。太陽光,蓄電池,資産形成,ポイントサイト,教育など読者のみなさまと有益な情報を共有したいというコンセプトでブログを始めました。好きな言葉は,「リスクをとらないことが最大のリスク」,「死ぬこと以外はかすり傷」です。
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